「野球をやりたいけど、9人も集まらない」。いちばんよく聞く悩みです。
たしかに、ふつうの試合には9人が要ります。でも、チームを作るのに9人は要りません。最初は2〜3人で名乗ってしまって、試合のときだけ人を借りる。そうやって続けているうちに、仲間は少しずつ増えていきます。
まずは「集まれる人数」でできることを
人数が少ないうちは、試合より練習のほうが楽しめます。少ない人数のほうが、一人ひとりがボールに触る回数はむしろ多くなります。
- 2〜3人:キャッチボール、ゴロやフライの捕球、トスバッティング
- 4〜5人:ノック(打つ人・捕る人・返す人を回す)、バント練習、投げる人と受ける人を決めての投球練習
- 6〜8人:内野だけ守っての打撃練習、走者を付けた守備の練習
「今週はキャッチボールだけ」でも十分です。集まる日と場所が決まっていることのほうが、人数よりずっと大事です。
試合は「助っ人」と「合同」で
試合をしたくなったら、足りない分を外から借ります。
- 助っ人:知り合いや、ほかのチームの人に、その日だけ出てもらいます。草野球ではごく当たり前のことで、頼まれて嫌な顔をする人はあまりいません。次は自分たちが助っ人に行けば、お互いさまです。
- 合同チーム:同じように人数の少ないチームどうしで、ひとつのチームとして試合に出ます。練習試合なら、その日だけ混ぜて組むのも自由です。
大会に出るときは、助っ人や合同チームを認めるかどうかが大会ごとに違います。申し込む前に、大会の要項を確かめておきましょう。
人数を減らして、試合の形にする
練習試合や紅白戦は、お互いが納得していれば、人数を減らした形でも遊べます。
- 外野を2人にする(左中間・右中間に1人ずつ)
- 捕手は攻撃側から出す
- 打順は全員で回し、守備は交代で入る
厳密な試合ではなくても、ボールを打って走って、点を取り合うのはやはり楽しいものです。少ない人数での紅白戦の組み方は、別の読みもので詳しく紹介する予定です。
仲間を集めるコツ
チームを名乗ったら、次は仲間集めです。
- チームのことを言葉にする:チーム名、活動する曜日と場所、どんなレベルか(初めての人も歓迎か)。これが決まっていると、誘われた人が自分に合うか判断できます。
- まずは体験から:いきなり「入りませんか」ではなく、「一度キャッチボールしに来ませんか」のほうが、ずっと気軽に来てもらえます。
- 連絡は早めに、はっきりと:予定は早めに出し、来られるかどうかを確かめる。直前まで人数が読めないチームは、少しずつ人が離れていきます。
- 試合のことを残して見せる:結果や写真を共有すると、来られなかった人も「チームにいる」感覚を持てます。
まとめ
- チームは、9人そろう前に作ってしまっていい
- 少ない人数のうちは、練習を楽しむ
- 試合は、助っ人と合同チームで
- 名乗って、言葉にして、気軽に誘う
最初の一歩は、仲間に「今度キャッチボールしない?」と声をかけることからです。