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セイバー入門① OPS と WHIP

打率と防御率の次に覚えたい2つの数字。計算は足し算と割り算だけ。

打者なら打率、投手なら防御率。野球の成績といえば、まずこの2つです。でも、打率が同じ.300の打者でも、四球をよく選ぶ人と選ばない人、長打が多い人と単打ばかりの人では、チームへの貢献はかなり違います。

セイバーメトリクスは、こうした違いを数字で測ろうとする考え方です。難しそうに聞こえますが、入門として最初に覚えたい OPS と WHIP は、足し算と割り算だけで計算できます。

打者の OPS

OPS とは

OPS = 出塁率 + 長打率

「どれだけ塁に出たか」と「どれだけ先の塁まで進む打球を打ったか」を、1つの数字にまとめたものです。得点との結びつきが強く、打者の力をざっくりつかむのに向いています。

出塁率

打席のうち、どれだけアウトにならずに塁に出たかの割合です。

出塁率 =(安打 + 四球 + 死球)÷(打数 + 四球 + 死球 + 犠飛)

打率と違って、四球と死球も数えます。四球を選べる打者が、ちゃんと評価されるようになります。

長打率

1打数あたり、平均で何塁ぶんの打球を打ったかです。

長打率 = 塁打 ÷ 打数

塁打は、単打を1、二塁打を2、三塁打を3、本塁打を4として足したものです。名前は「率」ですが、最大で4.000になります。

計算してみる

ある打者の成績が、次のようだったとします。

項目 数
打数 30
安打 9(単打6・二塁打2・本塁打1)
四球 5
死球 1
犠飛 1

打率は.300でも、四球と長打のおかげで、OPS はかなり高い数字になりました。

投手の WHIP

WHIP とは

WHIP =(与えた四球 + 打たれた安打)÷ 投球回

1イニングあたりに、何人の走者を出したかです。小さいほど良い数字です。

防御率は、守備のミスや、走者がいるときに打たれたかどうかで大きく動きます。WHIP は「そもそも走者を出さなかったか」を見るので、投手の安定感をつかみやすくなります。

計算してみる

20回を投げて、安打を18本、四球を8つ与えた投手なら、

1イニングに平均1.3人の走者を出している、という意味です。

投球回に「1/3」「2/3」があるときは、20回1/3 なら 20.33 のように、小数にして割ります。

草野球で使うときの注意

まとめ

次の「セイバー入門②」では、もう一歩進んだ wOBA や FIP、守備の指標を紹介する予定です。

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